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マイクロキャピラリー電気泳動システム

展示会情報
[出展] 2018年10月10-12日: 再生医療JAPAN (BioJapan内) パシフィコ横浜 ブースR-28
[出展] 2018年9月5-7日: JASIS 2018 ライフサイエンスイノベーションゾーン 幕張メッセ国際展示場 ブースAB-69,70

新情報
Lab-on-a-Chipカタログ 第5版 (2018年2月)
展示会掲示資料 (2018年2月)

ライフサイエンス分野実績例
細胞培養 / Organ-on-a-Chip / 創薬
POCT (point-of-care testing) / IVD
オンチップPCR

小型,高速検出,多用途,安価なマイクロキャピラリー電気泳動システムを御提供いたします。


1. マイクロキャピラリー電気泳動システム 特長


非常に高速な測定

一般に,クロマトグラフィの場合は立ち上がりから安定測定までは数十分程度の時間が必要ですが,当製品では初期の安定測定までが10分程度,実際の測定時間も1,2分程度と非常に高速です。


高速測定の例 数十秒で検出が完了している

非接触型電気伝導度検出(Capacitively Coupled Contactless Conductivity Detection: C4D)

当製品は,非接触電気伝導度検出(C4D)を採用しています。C4Dは液体と非接触なので検出部分の腐蝕がありません。

USB駆動の小型製品

外部の電源接続は不要です。お手持ちのコンピュータのUSBポートから電源供給され,駆動します。

チップ

当製品で用いられているチップは,注入(電気力学的)と分離(電気泳動的)の流路による十字型流路をしています。電気浸透度を検出する電極(下図青色)はチップのカバー部分に蒸着されており,液体と接触していません。流路は幅 x 深さ = 50 µm x 50 µmと100 µm x 100 µmの2種類,リザーバは70 µlで,チップ本体と同じ材質の60 µmの膜でカバーされています。


左図: 電極(上面)とチップのレイアウト(上面,側面) 右図: 電極レイアウト

2. マイクロキャピラリー電気泳動システム 仕様


電圧-3.8 keV〜3.8 keV
電流最大0.25 mA
溶液濃度10 µM〜10 mM
分析時間30 s〜3 min
検出限界10 µmol/L
外形寸法225 mm x 160 mm x 85 mm
重量3 kg
電源USBインタフェース駆動/外部電源不要 (USBポートが2本必要)
動作環境Windows 7以降 (2014年11月現在)

左図: 検出手順: (1) 検体の注入(電気力学的),(2) 分離(電気泳動),(3) 検出(非接触電気伝導度検出,C4D)
右図: 結果はPC画面でグラフ表示される

3. アプリケーション


PMMAやCOP等の,耐薬品性が強いチップを採用しており,かつ電極とは非接触な検出を行います。そのため,広いアプリケーションが期待されています。


食品分析

ワインとジュースの有機酸イオン標準溶液との比較

濃度: (1)~(5)0.5 mM,(6)2 mM,(7)3 mM
BGE: MES 30 mM,His 10 mM, pH 5.6



バイオ分析

蛋白質構成アミノ酸
13の蛋白質構成アミノ酸のエレクトロフェログラム

濃度: (1)~(11)0.4 mM,(12)と(13)0.8 mM
BGE: 酢酸 2 M,pH 2.25

※当実験では,チップとして強酸に耐え得るPEEKチップが用いられました。



医療現場で利用

血中イオン(リチウム)
左図: 検出手順: (1) 検体の注入(電気力学的),(2) 分離(電気泳動),(3) 検出(非接触電気伝導度検出,C4D)
右図: 結果はPC画面でグラフ表示される

(左): K - Na - Li混合液のエレクトロフェログラム
(右): Li較正のエレクトロフェログラム
BGE: MES 100 mM, His 100 m

4. FAQ


2014年4月: 本製品は現在ソフトウェアのアップデート中につき,納品まで時間がかかる場合がございます。
測定デモビデオ(WMV形式) Macintoshを御利用の方は,Flip4Mac等をインストールしてください。


(a) ソフトウェア
当製品の付属ソフトウェアでは,装置を制御するインタフェース部分と,実験データを保存するデータファイルの部分からなっています。
対応: Windows 7以降 (Mac OS未対応)

(b) カチオンとアニオンの分離
カチオン,アニオンともに分離できますが,一度の分離操作内で同時には実施できません。同じ試料内の陽イオンと陰イオンを判定するときには,分離操作が2回必要です。
ソフトウェア画面上で注入電圧と分離電圧の値に「マイナス」を付加することで極性が逆転し,カチオンとアニオンの判定が行えるようになります。

(c) 一回の分離に必要な薬品量
試料は60 µL,BGEは200 µL程度です。
薬品と試料の廃棄物が少なくなるのが,当製品の強みの一つです。

(d) 検出限界
10 µmol/L程度(実験環境による)

(e) 駆動の安定とスタートアップ時間
新しいチップを使用開始した際には,直線的なベースラインが得られるまでに数回の「ウォーミングアップ」にあたる操作が必要です。なお各回の分離操作は2分程度です。

(f) カスタマイズ品
チップは当サイトに掲載しているものの他にも,電気泳動装置用に既製のデザインを複数御用意しております。また,お客様の御要望に応じたオリジナルデザイン製品の作成も承ります。

(g) 旧製品名 MinCE (ミンツェ)
小型マイクロキャピラリー電気泳動システムの英語名
Miniaturised micro Capillary Electrophoresisの略称です。
当製品は,カールスルーエ技術研究所(KIT)・IMTから,ドイツのチップ製造企業microfluidic ChipShop社に技術移転されました。